Aterm WG1200HP イーサネットコンバータ設定方法など_01
Aterm WG1200HP
まず詳しい仕様はこちら
AtermWG1200HP:仕様 | 製品一覧 | AtermStation
色々ありますが、筆者の要件として
- コンバータ(中継機能)として十分に動く
- ac規格に対応している
- 有線ポートがギガビットイーサネットに対応
- できるだけ安い
あたりを満たしていたので、このモデルにしました。
Atermシリーズは上から下までありますが、こいつは大体ミドルローくらいです。
(近所の家電量販店で7000~8000円くらいでした。)
以下、文中ではほぼこいつと略します。
見た目はこんな感じ(見づらい写真で申し訳ありませんが・・・)
小さいです。スタンドを使って縦置き、フックを用意して壁掛けも可能です。
内容物
普通の内容です。
前提として筆者の環境と用途
wifiに対応したルータの無線設定が完了しているものとして進めます。
繰り返しになりますが、イーサネットコンバータとは
イーサネットコンバータとは、ネットワークにつなぐための装備としてイーサネット(Ethernet)LANの端子(RJ-45)しかついていないコンピュータや情報機器を無線LAN(Wi-Fi)に接続するための変換器。
IT用語辞典 e-wordsより
なので、PCからはあたかも有線でルータと接続しているようにするためのものです。
設定のために、PCからこいつへIPアドレスからアクセスすることはありますが
それ以外の通信では、レイヤー3レベルでの解釈は行いません。はずです。
(筆者の理解では、ですが・・・。いわゆる2重ルータにはならないと言いたい。)
USBタイプなどの、いわゆる無線LANクライアントのように
完全な子機モードとして動作させることも可能なようですが
今回はPCにとってこいつはNICやネットワークアダプターとしては扱いません。
イーサネットコンバータとしての設定方法
1. 本体スイッチを「CNV」に、コンバータモードにする。
2. 電源を抜いた状態から、「らくらくスタートボタン」を押しながら電源を入れる。
上の画像の切り替えスイッチの右にある、土色のボタンです。
本体の「CONVERTER」ランプが緑に点滅するまで。長いですが待ちましょう。
これで、本体のDHCPサーバ機能が起動し、こいつ自身に「192.168.1.245」の
アドレスを割り当ててくれます。
3. PCからのLANケーブルを、こいつのLANポートに差す。
そのままです。事前に差しておいてもいいかも知れませんが念のため。
4. PCのブラウザから「192.168.1.245」へアクセス。
成功すると下のような設定ページが開きます。
5. 「基本設定」ページで、ルータとの無線設定を入力する。
既にルータに設定してあるSSIDとパスなどを入力してください。
設定を押すと、親機との接続が開始されます。
完了すると再起動後、イーサネットコンバータとして動き出します。
※追記_170418
イーサネットコンバータとしてのみ使いたい場合は
右上の[中継機(本製品)]~[子機]の間の項目を「使用しない」に選択してください。
中継機としても使いたい場合は、同項目を「使用する」に選択してください。
併用させる場合の運用方法などは別記事でいずれ。
だいたい、これだけです。筆者の理解が追い付く前に、普通にネットと繋がりました。
で、お馴染みの速度測定。(tokyoサーバ宛、ISPの関係でムラは結構ありますが)
こんな感じです。うん十分。
LAN内共有も、対PCでも対スマホでも十分早い。
若干レスポンスなど気になる時もありますが、無線なら十分でしょう。
が、いくつか問題点が。
まず、再度こいつの設定ページ(192.168.1.245)を開こうとしても見つからない。
ゲートウェイであるルータには今まで通り、アクセスできてはいるし
イーサネットコンバータとしてはIPアドレスを所有しなくて正しいのですが
再度同じ手順で電源を抜き差ししないと設定が開けないではいささか不便です。
どうするべか、とルータのステータス画面を眺めていると
試しにブラウザに、その対応IPアドレスを打ち込んで見るとこいつの設定画面が。
お前か・・・。
他にも色々あるのですが、長くなるので次の記事で。